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タコという不思議な生き物【解説】

蛸



タコという不思議な生き物【解説】

 

タコは知能が高く、色々なことができる動物です。例えば、タコは自分の体色を変えて環境に溶け込んだり、魚や貝などの餌を巧みに捕まえたり、瓶のふたを開けて中に入ったりすることができます。

 

しかし、タコがどのようにしてこれらのことを行っているのか、その仕組みはあまり知られていません。実は、タコは脳が8つあり、それぞれの脳が足1本をコントロールしているのです。

 

タコの脳の構造

 

タコの脳は大きく分けて3つの部分に分かれています。一つ目は中枢神経系と呼ばれる部分で、これは頭部にある大きな脳です。この脳はタコの感覚器官や内臓器官とつながっており、タコの行動や学習能力に関わっています。

 

二つ目は外周神経系と呼ばれる部分で、これはタコの体表にある小さな神経節です。この神経節はタコの皮膚や筋肉とつながっており、タコの体色や形態変化に関わっています。

 

三つ目は末梢神経系と呼ばれる部分で、これはタコの足にある小さな脳です。この脳はタコの足先にある感覚器官や筋肉とつながっており、タコの足の動きや触覚に関わっています。

 

タコの足の制御

 

タコの足は非常に柔らかくて長く、関節もなく、自由に曲げたり伸ばしたりすることができます。しかし、そのような足をどうやって制御しているのでしょうか?実は、タコの足にある小さな脳がそれぞれ独立して足1本を制御しているのです。つまり、タコは8本の足を同時に使って色々なことができるわけです。

 

しかし、タコの足が完全に自律的に動いているわけではありません。タコの頭部にある大きな脳も足の動きに影響を与えています。例えば、タコが餌を探すときや逃げるときなどは、大きな脳が足に指示を出して協調的に動かします。

 

また、タコが学習したことや記憶したことも大きな脳から足に伝えられます。このように、タコは大きな脳と小さな脳の間で情報をやりとりしながら、自分の足を効果的に使っています。

 

タコの脳の特徴

 

タコの脳は人間や他の動物とは大きく異なっています。人間や他の動物の脳は、神経細胞が集まってできた灰白質と、神経細胞の突起が束になってできた白質から構成されています。

 

灰白質は脳の表面にある皮質や中心にある基底核などに分布しており、脳の高次機能に関わっています。白質は灰白質の内側にある髄鞘と呼ばれる脂肪質で覆われた神経線維で、脳内や脳と身体の間で情報を伝達する役割を果たしています。

 

しかし、タコの脳は灰白質と白質が混在しており、明確な区別がありません。また、タコの脳は皮質や基底核などの構造も持っていません。つまり、タコの脳は人間や他の動物とは全く異なる構造をしているのです。

 

それにもかかわらず、タコは高い知能を持っていることが知られています。これは、タコが人間や他の動物とは異なる方法で知能を発達させたことを示唆しています。

 

蛸2

まとめ

 

タコは脳が8つあり、それぞれの脳が足1本をコントロールしていることを紹介しました。タコは大きな脳と小さな脳の間で情報をやりとりしながら、自分の足を効果的に使っています。

 

また、タコの脳は人間や他の動物とは全く異なる構造をしており、異なる方法で知能を発達させたことが示唆されています。タコは非常に興味深い動物であり、今後もその謎に迫る研究が期待されます。

 

参考文献・詳細情報

 

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