今日は恐らくトレッドミルで走るだけでは物足りないと感じる人が我が読者で存在すると思い、そんな人におすすめなのが、バイノーラルビートを聴きながら走ることです。
バイノーラルビートとは、左右の耳に別の周波数を持つ音を聴かせると、脳がその差をうなり音として作り出す現象です。このうなり音の周波数は、脳波の周波数に影響を与えると考えられており、アルファ波やシータ波などに誘導する技術として使われています。
バイノーラルビートを聴きながら走ることには、どのような効果があるのでしょうか？一般的に、バイノーラルビートは、リラックスや集中力の向上、記憶力や創造力の向上などの効果が報告されています。
しかし、これらの効果は個人差が大きく、科学的な根拠も十分ではありません。したがって、バイノーラルビートを聴くことで必ずしも効果が得られるとは限りません。
しかし、バイノーラルビートを聴くことによって、自分の気分や感覚に変化を与えることは可能です。例えば、アルファ波を誘導するバイノーラルビートを聴くことで、落ち着いた状態になったり、シータ波を誘導するバイノーラルビートを聴くことで、夢見心地の状態になったりすることがあります 。
これらの状態は、トレッドミルで走ることによって得られる効果と相乗効果を生む可能性があります。
例えば、落ち着いた状態になることで、心拍数や血圧が下がり、ストレスや疲労が軽減されるかもしれません。
また、夢見心地の状態になることで、無意識の領域にアクセスしやすくなり、インスピレーションや洞察力が湧き出すかもしれません。もちろん、これらはあくまでも仮説であり、実際に試してみないとわかりません。
そこで、私はある実験をしてみました!!
トレッドミルで14.52kmを全力で走りましたが、その間に右耳に296Hzと左耳に303Hzのバイノーラルビートを流してみました。このバイノーラルビートは、7Hzの差がありますので、シータ波を誘導すると考えられます。
私は、このバイノーラルビートによって変成意識状態が形成され、何かが起こると思いましたが、残念ながらあまり変化はありませんでした。
ただ、走り終わった後にクールダウンとして5.11km走りましたが、その時には少しリラックスした感じがしました。もしかしたら、バイノーラルビートの効果が遅れて現れたのかもしれません。
私の実験は一例に過ぎませんが、バイノーラルビートを聴きながらトレッドミルで走ることは、面白い経験になると思います。もし興味がある方は、自分に合ったバイノーラルビートを探してみてください。
ただし、安全に注意してください。バイノーラルビートを聴くことで気分が悪くなったり、集中力が低下したりする可能性もあります。また、バイノーラルビートを聴くにはステレオのイヤホンやヘッドホンが必要ですが、それらをつけたままトレッドミルで走ることは危険です。
周囲の音や状況に気づきにくくなりますので、事故や怪我の原因になりかねません。バイノーラルビートを聴きながらトレッドミルで走る場合は、必ず音量を小さくして周囲に注意しながら行ってください。
トレッドミルとバイノーラルビートで走ることは、新しい可能性を開くかもしれません。しかし、それはあくまでも自己責任で行うことです。効果や安全性については十分に調べてから試してみてください。そして、自分の感覚や体調に合わせて楽しく走ってください。
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