クソゲーの共通点とは?最悪なゲームがしばしば持つ特徴を探る
ゲームは、私たちの暇つぶしや楽しみの一つです。しかし、中には「クソゲー」と呼ばれるような、低品質でつまらないゲームも存在します。
クソゲーとは、一般的には「クソゲーム」の略で、ゲーム評論を行うユーザーやメディアが、酷評する際に用いる言葉です。
また、その評価が与えられた個々のゲーム作品に対しても用いられます。
では、どのようなゲームがクソゲーと呼ばれるのでしょうか?クソゲーという言葉は、主観的なものであり、人によって感じ方や基準は異なります。
しかし、クソゲーと評価を受けるゲームには、ある程度の共通点があると言えます。この記事では、クソゲーにありがちな5つの特徴を紹介し、最悪なゲームがしばしば持つ特徴を探ります。
1. ゲームのシステム周りに許容できない問題を抱えている
まず、クソゲーにありがちな特徴として、ゲームのシステム周りに許容できない問題を抱えていることが挙げられます。
これは、ロード時間が長すぎたり、セーブが遅かったり、チュートリアルが長すぎたりするなど、プレイヤーの快適性や操作性を損なうような問題です。
これらの問題は、プレイヤーにストレスやイライラを与えるだけでなく、ゲームの没入感や楽しさを減じることにも繋がります。
例えば、「ファイナルファンタジーXV」は、2016年に発売されたRPGですが、発売当初はロード時間が非常に長くて不評でした。
特にオープンワールドで移動する際にロード時間が発生することが多く、プレイヤーは移動中に画面を見つめて待つことになりました。この問題は後にパッチで改善されましたが、発売時の印象は悪くなってしまいました。
また、「ドラッグオンドラグーン3」は、2013年に発売されたアクションRPGですが、処理落ち(画面がカクつくこと)が多発することで有名です。
この問題はパッチで改善されましたが、完全に解消されたわけではありません。処理落ちは、プレイヤーの操作感や視認性を低下させるだけでなく、難易度やバランスにも影響を与えることがあります。
2. ゲームストーリーがひどい・とてもつまらない
次に、クソゲーにありがちな特徴として、ゲームストーリーがひどい・とてもつまらないことが挙げられます。
これは、ストーリーが薄かったり、筋道が通っていなかったり、登場人物が魅力的でなかったりするなど、プレイヤーの感情や興味を引き付けることができない問題です。
これらの問題は、プレイヤーに退屈や不満を与えるだけでなく、ゲームの世界観や設定にも矛盾や不自然さを生むことにも繋がります。
例えば、「スーパーマン64」は、1999年に発売されたアクションゲームですが、ストーリーがひどいことで有名です。
このゲームは、スーパーマンの敵であるレックス・ルーサーが作った仮想現実の中で、スーパーマンが仲間を救うという設定ですが、その理由や目的が不明瞭で、プレイヤーに感情移入させることができません。
また、仮想現実の中でのスーパーマンの能力は制限されており、スーパーマンらしさも失われています。
また、「ドラゴンボールZ 真武道会2」は、2007年に発売された格闘ゲームですが、ストーリーがつまらないことで有名です。
このゲームは、ドラゴンボールZの原作やアニメに沿ったストーリーを再現するモードがありますが、その内容は非常に省略されており、重要なシーンやセリフがカットされています。
また、オリジナルのストーリーを展開するモードもありますが、その内容は陳腐であり、プレイヤーに驚きや感動を与えることができません。
3. プレイヤーにとって高確率で不快になるシステムが実装されている
さらに、クソゲーにありがちな特徴として、プレイヤーにとって高確率で不快になるシステムが実装されていることが挙げられます。
これは、リアリティーや難易度を追求したゲームシステムが、プレイヤーにストレスや苦痛を与えるような問題です。
これらの問題は、プレイヤーの楽しさや満足感を減じるだけでなく、ゲームの進行やクリアにも支障をきたすことにも繋がります。
例えば、「メタルギアソリッド3 スネークイーター」は、2004年に発売された大人気ステルスアクションゲームですが、空腹や傷の治療などのシステムが不評でした。
このゲームでは、主人公のビックボスがジャングルで生き延びるために、定期的に食事を摂ったり、戦闘で負った傷を手当てしたりする必要があります。
これらのシステムはリアリティーや没入感を高めるものですが、一方でプレイヤーに面倒くささや中断感を与えるものでもありました。だが神ゲー!!!
また、「ブレス オブ ファイアV ドラゴンクォーター」は、2002年に発売されたRPGですが、Dカウンターというシステムが不評でした。
このゲームでは、主人公のリュウがドラゴンに変身すると、Dカウンターという数値が上昇します。この数値が100%になると、ゲームオーバーになります。
また、Dカウンターはドラゴンに変身するだけでなく、移動や戦闘などでも上昇します。このシステムは難易度や緊張感を高めるものですが、一方でプレイヤーに制限や不安を与えるものでもありました。
4. ゲームのグラフィックや音楽がひどい・とてもつまらない
また、クソゲーにありがちな特徴として、ゲームのグラフィックや音楽がひどい・とてもつまらないことが挙げられます。
これは、グラフィックが粗悪だったり、音楽が不快だったり、演出が稚拙だったりするなど、プレイヤーの視覚や聴覚に訴えることができない問題です。
これらの問題は、プレイヤーに不満や嫌悪を与えるだけでなく、ゲームの雰囲気やテーマにも合わないことにも繋がります。
例えば、「ドラキュラ伝説II」は、1990年に発売されたアクションゲームですが、グラフィックがひどいことで有名です。
このゲームは、ドラキュラを倒すために戦う主人公のシモン・ベルモンドを操作するゲームですが、そのグラフィックは非常に荒くて不自然です。特に主人公の顔は目や口が大きくて歪んでおり、恐怖感よりも笑いを誘います。
また、「Crazy Bus」は、2004年に発売されたレースゲームですが、音楽が不快だことで有名です。
このゲームは、バスを運転して目的地まで到達するという単純なゲームですが、その音楽はランダムに生成された雑音のようなものであり、聞いていると頭痛や吐き気を催すほどです。
5. ゲームバランスが悪い・不公平
最後に、クソゲーにありがちな特徴として、ゲームバランスが悪い・不公平であることが挙げられます。
これは、敵やアイテムなどのパラメーターや配置が適切でなかったり、バグや不具合が多発したりするなど、プレイヤーに公平なチャンスや挑戦を与えることができない問題です。
これらの問題は、プレイヤーの楽しさや達成感を減じるだけでなく、ゲームの信頼性や完成度にも疑問を抱かせることにも繋がります。
例えば、「ビッグリグス:オーバー・ザ・ロード・レーシング」は、2003年に発売されたレースゲームですが、バグや不具合が多発することで有名です。
このゲームは、トラックを運転してレースをするというゲームですが、そのバグや不具合は以下のようなものです。
- 敵のトラックはスタートラインから動かない。
- プレイヤーのトラックは物理法則に従わず、坂や建物をすり抜けたり、無限に加速したりする。
- プレイヤーのトラックはゴールに到達すると勝利となるが、敵のトラックはゴールに到達しても敗北となる。
- ゲーム画面には「YOU’RE WINNER !」という誤字が表示される。
また、「アクション52」は、1991年に発売されたアクションゲームの集合作品ですが、ゲームバランスが悪いことで有名です。
この作品は、52種類のアクションゲームを収録したものですが、そのゲームバランスは以下のようなものです。
- ゲームの難易度や長さが不均一である。
- ゲームの操作性や反応性が悪い。
- ゲームのグラフィックや音楽が粗悪である。
- ゲームにバグや不具合が多い。
まとめ
ゲームは、私たちの暇つぶしや楽しみの一つです。しかし、中には「クソゲー」と呼ばれるような、低品質でつまらないゲームも存在します。
クソゲーと評価を受けるゲームには、ある程度の共通点があると言えます。この記事では、クソゲーにありがちな5つの特徴を紹介しました。
- ゲームのシステム周りに許容できない問題を抱えている
- ゲームストーリーがひどい・とてもつまらない
- プレイヤーにとって高確率で不快になるシステムが実装されている
- ゲームのグラフィックや音楽がひどい・とてもつまらない
- ゲームバランスが悪い・不公平
これらの特徴は、プレイヤーにストレスや不満を与えるだけでなく、ゲームの魅力や価値を低下させるものです。しかし、これらの特徴は必ずしもクソゲーを決定づけるものではありません。
人によって感じ方や基準は異なりますし、時代や環境によっても変化します。また、クソゲーと呼ばれても愛されるゲームもあります。
クソゲーという言葉は、主観的なものであり、客観的なものではありません。クソゲーと呼ばれるかどうかは、最終的にプレイヤー自身が判断することです。